ありがとうございます(笑)。
―セ・パ交流戦に入ってから、その数字は着々と減っていきました。福留選手自身、過度な意識はなかったと思いますが、ファンの期待というものは感じていたと思います。
ああやって数字をひとつずつ減らしていってくれるボードを掲げてくれたり、ヒットを1本打つごとにその声援が大きくなっていたりというのは感じていました。そういうのは僕として非常にうれしかったですし、僕自身がそうやって「また1本減った!」って思えるのは楽しかったですね。
―後半戦といっても残り56試合。福留選手はどういうところを意識して臨んでいきますか?
そこはもう、僕がやる、というよりチーム全体として、勝つことに貪欲に。勝つことにこだわってやらないといけないと思います。確かに個々の経験だとか、形のこととかいろいろあるとは思いますけど、やっぱり「勝つ」という気持ちを全面に出して、ここからやっていければいいのかなと。そうすればおのずともう少し流れも変わると思うんです。若い選手は失敗したらどうしよう?って常に思っていたり、怖がっているようではダメだと。そういうことを気にせずに、どんどんやっていける、強い気持ちを持ってほしいと思います。技術的なことって時間がかかりますけど、気持ちっていうのは自分の持ちようですから。まずその強い気持ちをみんなが持って、グラウンドでプレーするっていうことを心掛けたいですね。