(月刊タイガース9月号より抜粋)
守り抜く!
―昔から球児投手に何度も登場していただいている月刊タイガースですが、この9月号が創刊から500号という記念号になります。
月刊で500号ですか。何年になるんですか?
―42年目に入りました。
そんな号に呼んでもらってうれしいです(笑)、ありがとうございます。
―そしてこの月刊タイガース500号の中で、球児投手が初めて登場したのが、入団した年のこの252号。ほぼ半分のところでした。
はいはい、懐かしいですね。自分の生まれる前からある雑誌の中で、半分か。歴史を感じますね(笑)。今ユニホームを着ている中では、首脳陣の方を含めても僕はかなり長いですからね。ファームでは平田さんがタイガースの伝統を残そうとやっておられますけど、自分もそういうものをつないでいきたいと思っています。自分もそれだけチームの中ではそういう歴史には詳しいと思うし、その歴史を大切に思っています。最近、結構昔のタイガースの映像とかも見ているんですよね。
―毎年毎年、経験を重ねて21年、その経験はすごく自分の財産になっていると思いますし、タイガース、球界の財産にもなっています。
毎年積み重ねて成長しているという感覚を、いまだに感じられるから、今もできていると思います。いつも新しい気持ちでプレーをさせてもらっている、それは若い頃より最近のほうが思うようになりましたね。
特に球場に来たファンの人に喜んで帰ってもらいたい。これしかないですよね。そのためには、九回表までにタイガースが勝っている状態の試合を楽しんでもらって、そして最後を守り切る。それで喜んで帰ってもらうことが一番です。あとはタイガースのいい伝統をこれからも残せるようにつないでいきたい。何とか黄金期が来るように、持っていきたいですね。誰がいっても数字が残せる、チーム全体がそういう組織になってほしいですね。僕も何とか頑張ります。月刊タイガースも1000号目指して頑張ってくださいよ(笑)。