（月刊タイガース2月号より抜粋）

芽生えた渇望

昨年は一年間一軍に定着して、中継ぎで66試合登板、防御率も2点台前半と結果を残しました。ご自身にとっても充実したシーズンと言えますか？

　まず一年間一軍にいたのが初めてだったので、その点は一番よかったかなとは思いますけどね。

―試合数で言うと、過去3年間の登板数（48試合）を一年間で超えました。いろんな展開や状況で投げた経験値は大きかったのではないですか？

　まだ一年やっただけなので偉そうには言えないですけど、途中からとか、ランナーがいる状況で投げることは今までなかったのですからね。最初は戸惑いもありましたけど、だんだん慣れてきて勉強になりましたし、プラスになることもたくさんあったので、そういうところを今年にも生かしていけたらなと思います。

―もうすぐ春季キャンプを迎えますが、ここまで順調に準備できていますか？

　そうですね。何が正解かわからないので何とも言えないですけど、自分の中ではしっかり消化できています。今まではどちらかと言えば、春先に出遅れることが多かったので、体のケアは今までより時間を費やしながらやっています。