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Close up Interview 矢野燿大監督

(月刊タイガース1月号より抜粋)

挑戦 揺るぎ無く

―一年間戦ってきて、監督就任時から言われてきた積極性や自主性、あきらめない、ファンを喜ばせるという方針が、間違っていなかったと確信できる部分があったのではないですか?

それはもう僕の中では、最初から確信を持っていますからね。二軍監督をやっている時からそうですし、一軍でもその気持ちに揺らぎはなかったです。いろんな選手がいろんなミスをしましたけど、逆に言うと選手がそれを注ぎの機会に取り返してくれたっていうのは、そういう積極性やあきらめないっていうところがあったからだと思います。植田が千葉で飛び出した時もありましたよね。でもその後、アイツの足で勝った試合が何試合もありましたし、近本も盗塁成功率で言えばそんなにメチャクチャよかったわけではないと思います。でも僕もコーチもみんなで「トライしろ!」って彼の背中を押しながら、それでタイトルを獲るところまでいけました。彼だけじゃなくてチーム全体として盗塁が100個いけたっていうのは、みんなのそういう意識が結果につながったんだと思います。






―ちょうど1年前にも、同じようなタイミングで話をお聞きしたのですが、来るべきシーズンへの期待感とか不安という部分では、心の持ち様がだいぶ違うのではないですか?

落ち着きはあるでしょうね。去年はやっぱり経験していない分、期待と怖さがあって、今日のルーキーのような気持ちがあったと思うんですけど、1年経験させてもらって、チームの良いところ、良くないところや他のチームのことなどを知った上で、新たに見えてきたものもありますからね。


―その2020年のシーズンに向けて、どう戦っていきたいと?

基本的にやることは変わらないですし、これまで同様、選手たちには積極的にプレーしてもらいたいですね。僕も、ガッツポーズについては野村さんから「監督はそんなことやっている場合じゃない」って注意を受けたりもしましたが、でも僕はやっていきますし(笑)、僕が一番楽しんでやろう、と思ってグラウンドに出ていきます。そういうレベルをもっともっと上げていきたいし、それを見てもらってファンのみなさんに喜んでもらいたいっていうところも変わりませんね。今年は3位でも喜んでもらえたところがあったかもしれないですけど、次は3位では喜んでもらえないですからね。やっぱり完全優勝、リーグ優勝してクライマックスも突破して日本シリーズに出て、そして日本一になる!ということをやり切れるシーズンにします。



このインタビューの完全版は、
月刊タイガース1月号P4〜P8をチェック!

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