(月刊タイガース4月号より抜粋)

―今年のキャンプでは、ブルペンで第2クールくらいまでストレートしか投げていませんでした。これまでもずっとそういう感じでやってきたのですか?
そうです、昔からそうですね。まずしっかりとしたストレートを投げることができないと、いくら変化球を投げてもそれで打ち取ることはできないっていうのが僕の考えで。それにやっぱり実戦で統計的に見てもストレートが大半を占めるわけですからね。まずそこですよね。
―そういう段階を踏んで、順調なキャンプを過ごせたと?
そうですね、キャンプでは自分の中で描いていた球数もしっかりと投げることができましたし、納得のできるキャンプだったと思います。
―今年の開幕は東京ドームですが、開幕投手に限らずとも、やはりシーズン最初の登板というのは特別なものですか?
そこから始まりですから。やはりそこは一番緊張しますね。これまでの自分の登板を振り返っても、あまり地に足が着いていないっていう印象が強いですね、シーズン最初の登板は。完投とか完封とか、そんなことを考える余裕もないです。全然違いますし、その緊張感は今年も変わらないと思います。