(月刊タイガース6月号より抜粋)
―今季ここまでの青柳投手は登板6試合中5試合でクオリティスタート(QS)達成、防御率は2.13と安定感が際立っています。思い通りの投球ができているのではないですか?
全体的には思い通りにできているんですが、調子が上がらない試合もあります。でも、あまり調子が良くなくても結構抑えられているかなという気がするので、今年に関してはそういう部分が良いかなと思っています。
―調子が良くなくても抑えられている要因は、どういうところにあると感じていますか?
まずフォアボールが減ったことと、要所で良いところに投げられていることですね。ボール自体はそんなに良くなくても、ストライクをしっかり投げられるコントロールが身に付いたことが、今年の安定した投球の要因だと思います。
―キャンプで選手会長の近本選手が「今年から黄金期に入ります」という言葉を残し、周りから見ても確かな予感があります。中にいる選手としても、そういったチームの成熟を感じますか?
「やりたい野球ができている」と監督もよくおっしゃっていますし、一人一人が、今のタイガースらしい野球はどういうものか、自分の役割、スタイルはどういうものかをしっかり考えて、それが結果に結びついていると思います。優勝を目指す中で、チカが黄金期って言うだけあって、有言実行じゃないですけど、すごく良い状態じゃないかと思います。
―タイガースファンに向けて今後の意気込みをお願いします。
「今年はチームも調子が良いですし、何より楽しい野球ができていると思うので、球場で野球を見て、「楽しかったなぁ」と思って帰ってもらえるように、頑張っていきたいと思います。