(月刊タイガース7月号より抜粋)
―今年は開幕から一度も失敗なく順調にセーブを積み重ねてきました。ほぼパーフェクトな内容だと思いますが、この結果を自分ではどうとらえていますか?
いい形でここまで来れていて、自分の頭の中では「失敗する」というイメージを持たずにやってくることができました。それはこれからも続けていきたいと思いますし、そういう機会はたくさんあると思うので、それはすべてものにしたいと思っています。
―スアレスの投手のこれまでのキャリアの中でも、今年が一番いいパフォーマンスを発揮できているという実感があるのではないですか?
そう思いますね。パフォーマンスだけでなく、自分のメンタル面でもいい状態を保てているという感じがあります。それはやっぱりチームのためにもなると思うので、続けていきたいですね。
―バッターや先発、中継ぎピッチャーが、どんどんセーブを重ねられる状況を作ってくれているというのも、今年のタイガースの特徴だと思いますが、そういうチームの状態の良さというものは実感できていますか?
バッターの方は必ず勝てる点差をつけてくれますし、先発ピッチャーはしっかりと試合を作ってくれることが多いと思います。そして最後に、自分にセーブのチャンスを与えてくれるのは中継ぎのみんなが頑張ってくれているからだと。そういう意味ではチームとしてすごくいい状態にあると思いますね。
―残念ながらスアレス投手はタイガースに来てから満員の観客の前でピッチングをしたことがありませんが、やっぱりそういう日が待ち遠しいですか?
もちろんそうです。そういう日が早く来ることを望んでいます。それは本当に私たちの力になりますし、たくさんのファンの前で自分たちが活躍して、そして試合に勝つところを見てもらいたいですね。
―今シーズン中にそういうシチュエーションで野球をすることは難しいかもしれませんが、それよりももっと感動的なシーンが待っているかもしれません。そこに向けたここからの抱負をお願いします。
これからも自分の投げる状況になれば、その場面を確実にものにできるようにやっていきたいと思います。そのためには、毎日の準備がとても重要になってくるので、一日一日忘れずにしっかりと準備をして試合に臨んでいきたいと思います。ガンバリマス!