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クローズアップインタビュー

(月刊タイガース1月号より抜粋)


2022 挑戦、結実へ

矢野燿大監督

―今日は新人選手の入団発表会でした。8名全員、落ち着いていて頼もしいという印象を受けましたが、いかがでしたか?

 いやもう、僕もそう思いました。緊張していない人はいないと思うけど、その中でも自分の気持ちをしっかり伝えてくれて頼もしかったですね。コロナ禍で選手達に会う機会もなく、昨日初めて会って、今日も短い時間であまり話すことはできなかったんですが、楽しみが増えるような会見をしてくれました。ファンの方にもそう映ったと思います。素晴らしかったですね。

―今季について振り返っていただきたいのですが、結果的にあと一歩、いや半歩、優勝に届かなかったシーズンとなりました。その悔しさは計り知れないと思いますが、最終戦が終わった瞬間から、監督自身は前向きに「次」を見据えておられるように感じました。

 まあ最終戦のあいさつの時は、そりゃあ切り替えられてないですけどね。やっぱりそれぐらい悔しかったし、すぐ「次」を思えていたわけではないですが、負けたことは変わらないし、優勝できなかった事実は事実ですからね。就任してからずっとそうなんですが、ダメだったこと、マイナス材料を発奮材料にしたり、悔しさをバネにして次にどう活かすか、それがすごく必要だと思っているので。かと言って、すぐ切り替えられているわけではないんだけれども、その中で考えて努力したのが最終戦後のあいさつでした。

―新スローガンに込めた思いを改めてお聞かせください。

 「イチにカケル」という言葉については、僕もそう思っていたし、みんなもそういう気持ちが強かったんです。「一丸」「一球」「一打」「一瞬」、その「一」にかける。一がなければ二もないし、一位と二位では雲泥の差があることもすごく実感して、今の僕らにとってすごく大事な要素を含んだスローガンを作れたと思っています。中身もしっかりあるし、かっこよさもあって、良いスローガンだなと。「一」って本当に何にでもつなげられるので、良い時は意識することは少ないと思うんですが、苦しい時やうまくいかない時に「一歩踏み出さなあかんな」とか「みんなで気持ちを一つにする」とか、2月1日からこのスローガンを目にしていく中で、「ああ、そうやった」って思い出して前に進んでいく、そういうスローガンにできたと思っています。

矢野燿大監督

このインタビューの完全版は、
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