(月刊タイガース7月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース7月号(7月1日発売)4〜9ページで!
―交流戦が終わり、明日からリーグ戦が再開。チームとしても個人としても、この交流戦は良い形が見えた18試合だったのではないですか?
そうですね。やっぱり、勝てて終われたのはすごくいいことだと思いますし、この勢いのままいきたいところですけど、また一からのスタートっていう気持ちでやらないと、隙も出てきてしまうと思うので。良いところはそのままに、反省すべき点もたくさんあると思うので、そういう部分も頭に入れながらやっていきたいと思っています。
―個人的にもこの交流戦はものすごい活躍でしたが、手応えはいかがですか?
個人的にも良いバッティングができた手応えはもちろんありますし、この感覚を最低限保ちつつ、そこからまだまだレベルアップしないといけないと思っています。交流戦でも、もっともっとできたところもあると思いますし、まだまだかなと思っていますね。
―こうしてチーム状態が上がってくる前、厳しい星取りが続く中では、大山選手として責任を感じるところも少なからずあったのではないかと思います。
ありますね。試合に出ている以上は勝つためにやっていますし、その中でうまく噛み合わないことが多かったので、自分自身としてもチームとしてもモヤモヤした気分が続いていたと思うんです。それでもみんな前を向いてしっかりやっていましたし、下を向くことなくやろうとずっと思っていたので、そこでしっかり踏ん張って、何とか持ちこたえられたのが今につながっているんじゃないかなと思っています。
―今年は胸のキャプテンマークが外れました。責任感の強い大山選手ですから、変わらないことも多いと思いますが、昨年のキャプテンの経験というのはご自身にとってどういうものでしたか?
本当にすごく大きかったなと思います。今までは自分のことをしっかりやっておけばいいというふうに思っていたのが、昨年キャプテンになってから、すごくコミュニケーションを取るようになりました。チームが良くなるために何かできることはないかとか、年下の選手がやりやすいようにもっと話していこうとか、周りをすごく見られるようになりましたね。
―今年から入場制限がなくなって、これからもたくさんのタイガースファンが球場に足を運んでくれると思います。まだ声を出した応援はできませんが、満員の球場を見て、湧き出てくるものの違いはありましたか?
やっぱり満員だった頃を思い出して、早く声出しの応援が解禁になってもらいたいなと願いながらやっていますね。お客さんがたくさんいるのといないのでは、モチベーションもやっぱり違いますし、まだコロナの影響がある中で、ああやってたくさん集まってくれるのはすごく幸せなことだと思っています。そのことに感謝しながら、しっかり戦っていきたいです。