(月刊タイガース1月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース1月号(12月27日発売)4~10ページで!
─大山選手がFA宣言の末、タイガース残留を選びました。これに対して、まずは率直な想いをお聞かせください。
私が監督に就任して最初にしなければならない大きな仕事であって、本当にホッとしたというところがまず一つ。大山選手自身も大きな岐路に立たされた中、一度フリーエージェントという権利を行使して、「大山悠輔」という一人の選手としてフリーの立場になったところから、もう一度タイガースで甲子園の土を踏むという選択をした。「大山悠輔」という野球選手の新しい人生がスタートして、彼が一塁ベースにどっかりと腰を据えて、長きにわたって活躍してくれるということは、この甲子園球場でその姿を見たいという想いが伝わったという意味でも、監督として非常に心強いです。
─来季は球団創設90周年になります。就任会見でも「先人たちの想いを繋いでいかないといけない」という言葉を残されていましたが、こういう想いは、90周年の年に就任が決まる前から、常々タイガースを見て思っておられたのですか?
私が90周年の年に就任したことは、必然なんだろうなと。90年から100年に向けて、という橋渡しの役割がありますから、そういう部分で先輩方が作ってきた89年間の歴史をしっかり守りつつ、ブラッシュアップした状態で100年目まで繋いでいく。自分自身だけではなくて、今いる選手たちも10年先には指導者になっている選手もいるでしょうし、どんな100年目が訪れているかわからないですけれども、未来を描きながら一つずつ繋げていかなければいけない。そのためには、過去を大事にしなければいけない、そこに尽きますね。
─月刊タイガースのインタビューは4年ぶりになります。改めて読者の方にメッセージをお願いします。
この月刊タイガースを読んでくださる読者さんが、これまで以上に増えてもらえるように、頑張らなければ。今、紙媒体も苦しいですからね(笑)。どんどん協力できることはしていきますし、逆に読者さんのほうから何か質問がありましたら、私で答えることができれば、やっていきたいと思います。ファンと現場、グラウンドがさらに近づくような球団作り、チーム作りを目指していきますので、これからもなお一層応援してほしいなと思います。