トップに
戻る
岩崎優 結び束ねる

(月刊タイガース5月号からの抜粋)
このインタビューの完全版は、月刊タイガース5月号(5月1日発売)30~33ページで!

─まずはプロ初勝利おめでとうございます。
 ありがとうございます。

─先発としては通算5試合目でしたが、最初に湧いてきた感情はどういうものでしたか?
 いやあ、やっとだなと思いましたね。

─先発5試合目という試合数自体はそこまで遅いわけでもないとは思いますが、ルーキーイヤーから一軍でも先発して、昨年はなかなか思い通りに行かなくてという、期間の部分ですか?
 そうですね。1年目から優勝した後ではありますけど先発させてもらって、2年目は中継ぎでしたけど開幕から一軍に入らせてもらって、一軍にいた期間はまあまああったので。その中でも勝ちがつかなかったので、3年目の1勝はやっとかなと思います。

─一軍デビューを果たした1年目から、さらなる飛躍を期した2年目の昨年でしたが、開幕一軍には入ったものの、全体的には思うようにいかなかったという思いが強いですか?
 そうですね。1年目は一軍を経験できるだけで、と思っていたので、投げられてすごくうれしかったんですが、2年目は結果を出したい気持ちが先走ってしまって。自分のピッチングができず、中継ぎとしては多少結果を出せたんですが、先発としては思ったような結果が出ませんでした。

─体の張りで投げられない時期もありました。精神的には辛い、悔しい部分もあったと思いますが、投げられなかった時期に、今振り返って得たものは何かありましたか?
 投げられない期間で、自分なりに何が良くなかったかを考えた時に、変にフォームとかを意識して投げてしまっていたなと思って。過去の自分の動画を見返す時間もたくさんあったんですが、単純にまっすぐを見失っているなと。自分の持ち味はまっすぐだったはずなのに、まっすぐじゃない球で抑えようとしている部分があったので、そこに気づいてからはまっすぐを良くするためだけに取り組みました。その結果、2年目後半から少し良くなって、今年のキャンプに繋がっていきました。


─長期的な部分でもっとこうしていきたい、こうなりたいという課題や目標はありますか?
 新人王の権利が、たぶん今年で最後だと思うので、そう考えたら新人王を獲りたいなと思いますね。





月刊タイガース今月号

月刊タイガース5月号

5月1日(木)発売
特別定価750円